内田樹「呪いの時代に」 を読んで思ったことを。
たまには、まじめに。恥ずかしいから、ひっそり。
音楽業界は不景気にあって、小売も制作もどこもかしこも、
彼でいうところの「呪い」に手をだす人がとても多いように思う。
芸術、接客、
決まりがないものはそれぞれが主義主張を持つ以上、
モラルを捨てたら攻撃はしたい放題だ。
でも「より良い音楽のために」
繊細な感性を求めるのも大好きだから、
その矛盾に壊されてしまう仲間があとを絶たない。
そういう仲間たちに私は何が出来るのか。
こういうことを言うと弱肉強食論をだす人が多いけど、
食い散らかしや食べ残しのポイ捨てははたから見て気になる、
という話だと思う。
味を感じない食事にはドラマがないし、
丁寧に咀嚼しない人にはどんな高級食材だって養分にもならない。
本当に出来る人は、
食事の前も最中も後も、誠実で上品だと私は思う。
「あいつになら食われたって良い」って思われるような人間になりたいし、
いつかの未来では、尊敬してやまない後進の人間に、
「美味い」って言われながら食べられたい。