さて。
脚本の大筋と構成が決まり、細かく役を考えよう、となりました。
野町がやるなら青春真っ盛りな繊細で熱い役が良いかなあとか、
さくらんがやるなら可愛らしい幼少期もありつつ、
知性のあるきれいなお嬢様役が良いかなあとか、
はんがやるならやっぱり健気系且つ死にそうな役が泣けるかなあ、
とかウキウキ粗筋を埋めながら
役について考えさせていただきました。
私の当て書き(というほどのものでもないですが)は、
その人が物語に存在したら、というより、
その人の特技を披露する場面を入れるとしたら
こういうシーンがあったら良いよなとか、
魅力や個性を押し出すなら、
こういう役だと伝わりやすいよなとか、
どうしたら一番「この人は凄いんだ!!」というのを、
見る人に感じてもらえるかを考えるようにしています。
そうするとその人の良いところを
思い返す作業になるので自分も楽しいし、
実際に演じてもらう時にも、
大きなイメージのズレが起きなくて、且つ、
上手くいった時に出演者を一層誇らしく感じられる
ように思うからです。
今回、出来上がったものを読んでもらった時に、
自分の期待以上に良い演技をしてもらえると
一層その人達を大好きになれるんだな、というのも、
たびたび実感させていただきました!
皆さん本当にお上手だから、
いやプロだから当たり前なんですが、
やっぱり凄いです、とっても嬉しかったです。
感謝…。
その反面、自分がその人の良さを理解しきれていなかったり、
偏ったイメージを持っていると、
その人の本当の良い面を描いたり、
ましてや新しい引き出しを開けるなんて出来ないんだな、
と、課題も沢山出てきました。
私は未熟も未熟者ですが、
やっぱり書くのは楽しいので、これからもご縁があったら
色々書いていけたらなと思っています。
良い機会に恵まれると良いなあ。